小児矯正について
適した時期に必要な治療を
始めましょう
お子さんの歯並びは成長に伴って変化するため、成長段階に適した治療を行うことが大切です。必要な治療を適した時期に行えば治療の負担が少なくて済み、将来の矯正治療の負担軽減も期待できるからです。矯正治療は歯並びを整えるだけでなく、お口周りの健全な成長、さらに全身の健康な発達にもメリットが期待できる治療です。歯並びに不安がある場合は、早めにご相談ください。
このような場合はご相談ください
- 歯並びがガタガタ
- いつも口を開いている
- 出っ歯になっている
- 指しゃぶりの癖がある
- 受け口になっている
- 遺伝的に歯並びが心配
- 噛み合わせがズレている
- 生え変わりが遅い気がする など
当院の小児矯正
MFT(口腔筋機能療法)を
取り入れた治療
口呼吸や指しゃぶりなどは歯並びに悪影響を与えます。当院では、こうした癖や動作の改善を目指す「MFT(口腔筋機能療法)」をお子さんの矯正治療に取り入れています。簡単なトレーニングやワークを通して、舌や唇などお口の周りの筋肉の健全な発育を促すことで、すべての永久歯がきれいに並ぶための土台作りを目指します。
先端設備を活かした精度の高い診断
矯正治療では、精密な検査データに基づいた精度の高い診断・治療計画の立案が欠かせません。当院では口腔内スキャナーのデジタルデータを用いて、お子さんの歯並びの状態を正確に掴みます。さらに治療により歯並びがどのように変化していくのか、シミュレーションを繰り返した上で、一人ひとりに適した治療計画を作製します。
装置の種類
T4K
マウスピース型の取り外し可能な矯正装置を、就寝時と日中の1時間装着します。お口周りの筋肉の正しい発育を促すとともに、筋肉の正しい使い方を定着させることで、歯並びに悪影響を与える口呼吸などを改善し整った歯並びへと導きます。
ムーシールド
3歳くらいから使用でき、特に受け口(反対咬合)の改善に効果が期待できるマウスピース型の矯正装置です。主に就寝時にマウスピース型の装置を装着することで、舌や唇、頬などお口周りの筋肉や顎の骨のバランスの良い成長を促します。
床矯正(7~12歳)
顎の骨の健全な発育を促すことで、すべての永久歯がきれいに並ぶために必要なスペースの確保を目指す治療です。お子さんの年齢や成長の度合い、お口の状況に合わせて、固定式、取り外しが可能なものなど、さまざまな種類の装置を使い分けます。
ブラケット矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな器具をつけ、ブラケットに通したワイヤーの力で歯を移動させます。当院では、従来からある金属製のブラケットの他、目立ちにくい透明のブラケット、白いセラミックブラケットもご用意しております。
Ⅰ期治療とⅡ期治療について
小児の矯正治療は、年齢や歯の生え変わりによってⅠ期とⅡ期とに区別できます。お子さんの成長する力を利用してきれいな歯並びの土台を整えるⅠ期治療は、永久歯の歯並びを動かすⅡ期治療と比べて負担が少なく、Ⅱ期治療の負担軽減も期待できます。
0歳~5歳頃
0期治療
乳歯だけの時期は、将来の歯並びや噛み合わせの基礎を育てる大切な時期です。指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣を整えることが、健全なお口の発育につながります。必要に応じて、姿勢や舌の使い方などを確認し、予防的なアドバイスを行います。
6歳~12歳頃
Ⅰ期治療
乳歯と永久歯が混在する時期です。マウスピース型の装置などを使い、顎の成長を整えて歯が並ぶ土台を作ります。癖の改善やMFT(口腔筋機能療法)を取り入れることもあります。
12歳~成人
Ⅱ期治療
永久歯が揃う段階で行う矯正です。Ⅰ期治療で整いきらなかった歯並びを、本格的な装置を使って動かしていきます。10代は骨がやわらかく、歯が移動しやすいのが特徴です。
治療の流れ
無料相談
お子さんの歯並びが気になる、矯正治療が必要かどうか悩んでいるという場合は、まず当院の無料相談をご利用ください。歯科医師がお子さんのお口の中をチェックして、さまざまな質問や疑問に丁寧にお応えします。
精密検査
矯正治療をお考えの場合は、治療計画の作製に必要なデータを収集するために精密検査を行います。歯科用CT、セファログラム、口腔内スキャナーといった先端設備による検査に加えて、お口の中とお顔の写真も撮影します。
診断結果・治療方針のご案内
精密検査の結果をもとに歯科医師が診断を行い、お子さんに合わせた治療計画を作製します。
その後、再度お越しいただき、精密検査の結果、診断内容をお伝えするとともに、作製した治療計画についてわかりやすく説明いたします。不明点などは遠慮なくご質問ください。
治療開始
治療計画に同意いただいた上で、矯正治療を開始します。
お口の状態や発達段階に適した矯正装置などを使い、お口の環境や歯並びを整えていきます。治療期間中は、装置の種類、お口の状態などに合わせた定期通院をお願いしています。
経過観察・保定期間
矯正治療が終了した後は、歯並びの後戻りや大きな変化がないか経過観察を続けます。
装置の種類によっては歯並びの後戻りを防ぐための保定期間が設定され、期間中はマウスピース型の後戻り防止装置の装着をお願いしています。
費用
料金表
| 相談料 | 無料 |
|---|---|
| 精密検査料 | 55,000円 |
| Ⅰ期治療 | 55,000円 |
| Ⅱ期治療 | 330,000円 |
| 調整費・管理費 | 1回3,300円 |
※表示金額は全て税込みです。
お支払方法
下記の
お支払方法をお選びいただけます。
現金
現金でのお支払い
クレジットカード
※自費診療のみ
VISA/JCB/
Mastercard/など
デンタルローン
低金利分割払いでの
お支払い
電子マネー
各種電子マネー
でのお支払い
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の所得控除を受けられます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象です。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
国税庁のホームページ注意点・リスク・副作用
・治療の初期段階では痛みや不快感が生じやすくなりますが、1週間前後で慣れます。
・歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間より延長する場合があります。
・装置の使用状況や定期的な通院など、患者さんの協力程度で治療の結果や期間に影響します。
・矯正装置装着時は、歯みがきがしにくくなるためむし歯や歯周病のリスクが高まります。
・歯を動かすことで歯根が吸収して短くなったり、歯ぐきが下がったりすることがあります。
・まれに歯が骨と癒着していて歯が動かなくなったり、歯の神経が障害を受けたりすることがあります。
・装置を外す時に、歯の表面に小さな亀裂が入る可能性や、補綴物の一部が破損する可能性があります。
・装置が外れた後に、保定装置を使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・矯正治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。