ボトックス治療について
筋肉の緊張を
和らげる効果が期待できます
ボトックス治療とは、ボツリヌストキシンという成分を患部に注射する治療です。ボツリヌストキシンには、筋肉を収縮させる神経を鎮め緊張を緩和する作用があり、歯科の分野では歯ぎしりや食いしばりの症状緩和などに役立てています。表情筋もコントロールできることから、美容の分野では表情じわの改善などにも用いられています。
このような場合はご相談ください
- 歯ぎしりを指摘された
- 気がつくと歯を食いしばっている
- 頭痛や肩こりがひどい
- 歯が割れやすい
- 笑う時に歯ぐきが見えすぎる
- エラの張りを気にしている など
当院のボトックス治療
独自のシステムを導入し
多くのお悩みに対応
私たちは、法人内のグループ院で早くからボトックス治療に取り組んできました。食いしばる際にかかる力をグラフ化する筋電計など独自のシステムを導入して、年間150症以上の歯ぎしり・食いしばりに対応しています。ボトックス注射はまだ美容のイメージが強いかもしれませんが、当院では治療目的で使用しており、確かな実績を上げています。
歯ぎしり・食いしばりが
増えています
近年、歯ぎしり・食いしばりに関するお問い合わせが増えています。大きな原因はストレスですが、歯の状態が関係している場合も少なくありません。歯ぎしり・食いしばりがあると無意識のうちに歯に大きな力がかかり、破損や割れのリスクが高くなります。さらに頭痛や肩こり、顎の痛みなどさまざまな不調にもつながります。
歯ぐきが見えすぎる
ガミースマイルにも対応
ガミースマイルとは、笑った際などに歯ぐきが見えすぎてしまう状態です。原因のひとつとして、上唇を持ち上げる筋肉の過剰な働きが考えられ、ボトックス注射で筋肉の緊張を和らげることで、改善が期待できます。ガミースマイルは見た目の問題だけでなく、口の中が乾燥してむし歯の原因にもなります。気になっているかたは、お気軽に当院にご相談ください。
ボトックス治療の流れ
問診
歯ぎしり・食いしばりをするタイミングや頻度、強さ、お困りのことなどについて詳しいヒアリングを実施します。その後、チェックシートへのご記入をお願いしています。
視診
歯ぎしり・食いしばりがあるかた特有のエラの張り、骨隆起と呼ばれる歯ぐきの硬い膨らみ、歯の摩耗やダメージの状態を確認します。さらにお口の中の粘膜、噛み合わせ、歯周病など基本的な歯科の検査を行います。
触診
お口周りの触診を行い、筋肉の肥大や圧痛点、顎関節の動き、頬粘膜・舌の異常を確認します。
知覚過敏検査
歯ぎしり・食いしばりの影響で歯がダメージを受けていると、知覚過敏の症状が現れることがあります。歯に高圧のエアーと水を吹きかけて、痛みを感じる場所がないか検査します。
エックス線検査・診断
お口全体の状態を詳しく確認するためにエックス線(レントゲン)検査を行います。また、ボトックス注射前後のお顔の変化を記録するために、お顔の写真も撮影します。その後エックス線検査の画像をもとに、歯並び、むし歯、顎関節、歯槽骨の吸収など、歯ぎしり・食いしばりに関係する部位をチェックします。
筋電計検査
電極のついた小さな機械を耳の下あたりに当てて、噛む力の強さ、左右差をグラフ化します。検査は痛みもなく数分で終了しますので、ご安心いただければと思います。検査結果をもとに、治療方法やボトックス注射の薬剤の量などを検討します。
診断と説明
これまでの診察、検査をもとに歯ぎしり・食いしばりの原因を診断し、適した治療法について説明いたします。ボトックス治療についてメリット・デメリットをわかりやすく説明した上で、治療を希望される患者さんには同意書を記入していただきます。
ボトックス注射
当日の健康状態を確認した上で、数ヵ所にボトックス注射を行います。
ご希望のかたには、注射の痛みを和らげるために表面麻酔も使用します。薬剤クリームを注射部位に塗りこみ、麻酔の効果を確認した上で注射を行います。
経過観察
注射後の薬剤の効き具合、症状の緩和状況、お顔の変化などを確認するため、基本的に1ヵ月間隔で経過観察の受診をお願いしています。歯ぎしり・食いしばりが再発した場合は、次回のボトックス注射についての相談を行います。
費用
料金表
| ボトックス注射 | 27,500円 |
|---|---|
| ボトックス注射(ガミースマイル) | 16,500円 |
※表示金額は全て税込みです。
お支払方法
下記の
お支払方法をお選びいただけます。
現金
現金でのお支払い
クレジットカード
※自費診療のみ
VISA/JCB/
Mastercard/など
デンタルローン
低金利分割払いでの
お支払い
電子マネー
各種電子マネー
でのお支払い
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の所得控除を受けられます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象です。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
国税庁のホームページ注意点・リスク・副作用
下記のかたは治療を受けていただけない場合があります
・妊娠中、授乳中のかた
妊娠する可能性のある婦人は、投与中及び最終投与後半年程度は避妊する。
男性は、投与中及び最終投与後半年程度は避妊する。
※妊娠の可能性がある場合、治療の内容によっては提供できない場合もありますので、必ず医師にご相談ください。
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のあるかた
・全身性の神経筋接合部の障害を持つかた(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
・歯科医師の説明により治療に対する確認、同意を得られなかった場合